【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

強敵を相手に何もできずに目の前で倒れ伏す兄。
ルフィの目標であった大好きな兄。

そんな彼を目の前で奪われたというのに、
敵に対して何も抵抗することが出来ず、
ルフィはただ見ている事しかできなかった。

そんな現実を突きつけられ、
何もかもを失ったと感じたルフィは
目の前にある全ての事に失望し、
周りのものに八つ当たりし、
ただ暴れる事しか出来なかった。

そんな彼をジンベエが力でねじ伏せ、
ルフィの目を見つめて力強く問いかける。

ジンベエ
「もう何も見えんのか、お前には！？
 どんな壁も超えられると思っておった自信！
 疑うこともなかった己の強さ！
 それを無情に打ち砕く、手も足も出ぬ敵の数々、
 この海での道しるべだった兄、
 失くしたものは多かろう」

「世界という強大な壁に、
 次々と目の前を覆われておる。
 これでは一向に前が見えん！
 後悔と自責の闇に呑み込まれておる！
 今は辛かろうが、ルフィ……それらを押し殺せ！」

大切な物を失った時の衝撃は計り知れない。

それはどんな人間にも言えることで、
絶望せずにいられる人はいないだろう。

全てを失ったのだと感じて
この世の全てを否定してしまう。
しかし、何もかも無くしたと思った時でも、
自分自身ですら忘れている
大切な何かがまだ残されているはずだ。
　
絶望的状況に追いやられてしまった人を
懸命に助けようとする誰かが近くにいるのなら、
それこそが彼に残された大切な存在だろう。

目の前が真っ暗闇に覆われてしまった時、
一旦立ち止まって周りを見てみよう。

あなたに残された道は必ずある。
残された希望が必ずあるのだ。

心が闇に覆われている時に
冷静になって考えることは難しいかもしれない。

そんな時は何もせず、ただ立ち尽くすのもいい。
何もせず、ただ寝続けるだけでもいい。

そうしてしばらく時が経てば、
必ず心の靄に光が差す時がくる。

その時、改めて考えを巡らせてみよう。
自分に残された何か、
未だ失っていないものとは何か。