11Jun
アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©NHK・総合ビジョン
ふしぎの海のナディア 13話『走れ!マリー』
【人は一人では生きてはいけないし、一人で生きてちゃいけないんだ。】
©NHK・総合ビジョン
食料不足に陥ったノーチラス号は、
食料確保のためとある島に立ち寄った。
久しぶりの「陸」に喜ぶ一同らは、
思い思いにひと時を過ごす。
だがナディアは、食料のための小鹿を
狩ってきたジャン達を見て激怒し、
キャンプを飛び出してしまう。
明くる日の朝、歯磨きをしながら
ジャンは浮かない顔で、ナディアが
何故「食べ物」の事で怒り出したのか、
その行動がよく分からないと
サンソンに漏らす。
サンソン
「そうだなぁ・・・古今東西、
人類の歴史が始まって以来、
女心は男には永遠の謎だと、
相場が決まっているからな。」
ナディアは自分一人で生きていくつもりなのか、
と疑問視するジャンに、サンソンは静かに答える。
「人は一人では生きてはいけないし、一人で生きてちゃいけないんだ。」
「人間は一人では人間たりえない。」
-[アルフレッド・テニソン]
イギリスの詩人、アルフレッド・テニソンが言い残した言葉である。
人は一人では生きていけない。
よく聞く言葉だが、反論も存在する。
「結婚相手や恋人、自分の子供、
友達等なく一人暮らしで生きている
人間など大勢いるし、人間は例え無人島に
一人放り込まれても、知恵を駆使して
食料を集め、寝床を作り、
生きていく事が出来る。
現にそうしたサバイバル生活を送ってきた
人間だっているのだから間違いはない。
というものだ。
一見正しいように思えるが、
この意見には重大な見落としがある。
それは「人間とは社会的動物である」という点だ。
確かに一人で生きていくのは、
「動物として」なら可能だ。
人間も大まかにいえば動物の一種であり、
野生的な本能も持ち合わせている。
それら本能を駆使すれば、単純に
「生きる」ことは出来る。
しかし人間は知恵を得て以来、
「社会」を形成して繁栄してきた。
そして高度に発達する文明社会においては、
多くの人達と関わりあっていかなければ
「人として」の生活は維持できない
仕組みを作り上げている。
個々人が承認しあうことで「社会」が作られ、
「社会」が個々人の存在を支える。
「人として」生きるためには、
他人の存在や関わり合いは必要不可欠なのだ。
さらに単純に考えてみよう。
例えば一人暮らしをしている人なら、
身の回りには少なからず家具や道具、食料、
それに住んでいる家がある。
これらの中で、自分自身の力だけで得た、
もしくは作ったものがどれほどあるだろうか。
大半のものは、自分以外の人間が働いて
作ったものであるはずだ。
これだけ考えても、
「人として」の生活を送るためには、
自分以外の他人の存在が必要不可欠
であることが分かるだろう。
人との関わり合いでストレスを受け、
疲れきって心を病む人間も多いが、
それゆえ、自分以外の人間などいらない、
自分一人で生きていけると思いたい時もある。
しかしそんな時こそ一度立ち止まり、
自分の周りを見てみよう。
周りにある道具を作ったのは誰だろうか。
食料は誰が作ったのだろうか。
そんな単純なことでいい。
それだけで、自分の生活は、多数の他人の
存在で成り立っている事が改めて認識できる。
「人間」とは、生物としての「ヒト」でなく、
「社会にあるヒト」を指し示す言葉なのだ。
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