【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

ネオアトランティスの基地から
脱出したものの海を漂流し、
ノーチラス号に救助を求める彼らは、
客人と新乗組員として乗船を許可された。

ある日、グランディスの食事を奪って
艦内を逃走するキングを捜しているうちに、
ジャンは立ち入りを許されていない
ノーチラス号の動力室に迷い込んでしまう。

そこで、船長のネモから
意味深な言葉を聞かされるのだった。

夜。エレクトラの部屋。

彼女の蔵書を読まさせてもらっているジャン。

だが、昼間の事が気になって仕方ない。

ジャンは昼間誤って禁止されている場所に
立ち入った事を謝り、船長に言われた事を話す。

人間の心には善も悪も内在している。

完全なる善人も完全なる悪人も存在しない。

だから、大事件を引き起こした
犯人を知る人物から

「まさか、あの人がこんな事をするなんて。」

と聞くのはよくある話だ。

人間の心とは自分が置かれた状況で
良い方向にも悪い方向にも転がる
非常に不安定なものである。

そういう不安定要素を常に抱える
人間の科学によって生み出された存在が、
時に人を幸福にし、またあるときは
不幸に陥れるのは、当然であると言える。

現代科学の父と呼ばれるアインシュタインは、
幼少の頃より徹底した平和主義者であった.。

しかし、その彼も一度だけ戦争に
加担する行動を起こしている。

彼と同じようにナチスの迫害から逃れるため
アメリカに渡った物理学者達と連名で、
原子力とその軍事利用の可能性についての
書簡を当時の大統領ルーズベルトに送ったのだ。

それは、ドイツがその研究を進めており、
先に完成させてしまう事を恐れたからなのだが。

後に、日本に原子爆弾が投下された事を知った彼は、
書簡に署名したことを激しく後悔し、
その後の人生に於いて平和活動に尽力している。

1955年核兵器廃絶と科学の平和技術の
平和利用を訴える『ラッセル＝アインシュタイン宣言』が
発表されたのは彼が亡くなった３ヶ月後の事である。

彼のような偉人であっても、
その心は揺らぎやすいのだ。

自分の過ちを認める事も、それを償うために
行動を起こす事も大変に勇気がいる。

彼ほどではないにしろ、私たちも悪い心の誘惑に
負けぬよう善行をしようとする良い心を
大切に守り磨いていきたい。