11May
アニメ 名言 / これは使える！【アニメの中の素敵な言葉】
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス
Re:CREATORS 5話『どこよりも冷たいこの水の底』
【私が私として確かに生きたという場所は、
すなわち世界。だから私は、
私が居た場所もこの世界も愛している。】
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス
セレジア達は、中乃鐘（なかのがね）の自宅に集まっていた。
そこには召喚されたばかりの
鹿屋瑠偉（かのや るい）
[－ロボットアニメ『無限神機モノマギア』の主人公－]
もいた。
鹿屋に状況を説明するが、
逆ギレされて閉じこもってしまう。
そんな鹿屋を抜きにして、今後の対策を
協議していたセレジアたちは、
突如、自衛隊の特殊部隊に強襲される。
戦闘の最中、鹿屋のロボ「ギガスマキア」で
混沌状態となった中乃鐘家でメテオラは言う。
「私達は抵抗しない。」
それを受け、特殊部隊の隊長は、
セレジア達に特別事態対策会議への
出席を依頼、同行したセレジア達は、
政府高官が集まる会議の場で、
政府が事態を予想以上に把握している説明を聞く。
説明を終えた統括調整官の菊地原は、
メテオラにこう問う。
「あなたちの世界は最初から虚構でした。
私達にとっては娯楽でただのお話。
それを知ってなお、全てを守る
価値があると思いますか？」
メテオラは悠然と答えた。
「私が私として確かに生きたという場所は、すなわち世界。
だから私は、私が居た場所もこの世界も愛している。」
「今いる場所から始めよ。
自分の持っているものを使え。
できることをするんだ。」
－[アーサー・アッシュ]
アメリカの黒人テニス選手の先駆者として有名な、
アーサー・アッシュはこう言い残している。
あなたは、自分の居場所を愛しているだろうか？
私達にとって、居場所はとても大切だ。
存在するからには、必ずどこかに
居場所が無ければならない。
そうでなければ、浮浪者のようにただ生きるために生き、
フラフラと世界との接点も薄く、
存在しているのかいないのかさえ疑わしくなる。
今、自分がいる居場所が心地よく、
何の不満もないという人は良い。
それはとても恵まれた状況だ。
だが、大多数の人は何らかの不満を持っている。
それは、目をそらせば無視できる程度の、
細かい点かもしれないし、
１日じゅう気になって仕方がない、
重大なことかもしれない。
自分の居場所が安定しないと、
何事も上手くいかない。
常に、自分を取り巻く環境から
足を引っ張られている状態になるからだ。
それでは、どうすれば自分の
居場所は今よりも良くなるのか。
アーサー・アッシュは、ま
ずは今いる場所から始めろと言っている。
現状を否定しても始まらない。
ありのままに受け入れるところから始まる。
そして、できることをするんだ、とも言っている。
自分の居場所を良くする方法は人によって違う。
画一的な答えはない。
ただ、できることを考え、
実行していけば、良くなる可能性はある。
そうして、自分の居場所と向き合い、
対話することで、やがてその居場所が
好きになってくる。
その時がきたら、もう一度自分に
問いかけてみて欲しい。
自分の居場所を愛しているだろうか、と。