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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言 / これは使える!〕君に届け 6話 ちづの言葉

アニメ 名言集 / これは使える!/ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
©椎名軽穂・集英社/「君に届け」製作委員会

君に届け 6話『友達』

【もう一人でいることに慣れないでよ】

©椎名軽穂・集英社/「君に届け」製作委員会


ここ最近、矢野や吉田の良からぬ噂を、
さだこが流しているという噂が学校中で流れていた。

矢野と吉田は、さだこの意思を探ろうとするも、
そのタイミングの悪さから、さだこが本当に噂を
流したのではないかと徐々に疑うようになり、
さだことの関係はぎくしゃくしていた。

そんなある日、さだこはトイレでたまたま噂を話す
女子達に遭遇し、その噂の誤解を解こうと事実を
伝えようとするが、信じてもらえず、
5対1の言い争いになり、女子トイレの外は騒然となる。

この時、騒ぎを聞きつけ助けに入った矢野と吉田は、
さだこの本当の気持ちを知った。

さだこは周囲から誤解されることで、
今まで学校のみんなと仲良くなりたい気持ちを諦めていた。
自分と一緒にいることが理由で
矢野と吉田を傷つけてしまったと思っているさだこは、
今回も諦めようと思ったが、諦められなかったと
泣きながら一生懸命に二人に伝えるのだった。

矢野「さだこ、あんた私たちがそのことで傷ついたと思ったの?
自分が一緒にいることが私たちを傷つけると思ったの?
それでも、私たちと一緒にいたいと思ったの?
さだこ、そんなことであんた、傷ついてたの?ばか。ばかだね。」

吉田
「少しでも疑った自分が恥ずかしい…。
 ごめん!さだこ。
 もう一人でいることに慣れないでよ!」

「また一人になった。人は一人でいることに慣れている。
でも一日でも他の人と過ごすと、また一人でいることに
慣れなければならない。」

-リチャード・バック]


「かもめのジョナサン」の著者、リチャート・バックは
『イリュージョン』という作品の中で
 このような一文を書いている。






生まれながらに一人ぼっちという人はいない。

必ず親がいる。

血が繋がっていようがいまいが
家族や面倒を見てくれる人がいる。

そうやって自然と誰かが近くにいる安心感や暖かさを知る。

だからこそ離れていく寂しさや悲しさを理解する。

人は成長するにつれ、コミュニティーが拡大する。

幼少期は家族が最大のコミュニティーだが、
徐々に近所の友達、学校の友達、他の学校の友達、
バイト先の仲間たち、会社の同僚、と
家族から社会へと知っている世界が広がっていく。

家族と過ごすことで知った暖かさはコミュニティーが
広がるにつれて必ずしも得られるものではない。

少しくらいわがままを言っても離れなかった家族の暖かさは、
友達になると非常に些細なことで離れていってしまう。

たとえ自分自身に心当たりがなくても自分がしたことや、
ちょっとした態度で人が離れていくこともある。

それが広まり誰も近づこうとしなくなることもある。

暖かさを知っている人は寂しいと感じる。

またあの暖かさが欲しくなってしまう。

そこで人は
・暖かさを求めて努力する
・暖かさを諦めて寂しさに慣れる
のどちらかの行動をとる。

前者は自分が傷つくリスクが大きいが、
それ以上に得たいものがあるから人は努力する。
このように行動できる人は良い。

後者は決して本心ではなく、
現状を受け入れるために
自分自身に言い聞かせるのだ。

しようがない、これが普通なのだと平気なふりをする。

一人でいることに慣れて諦めてしまうことは
寂しいという感情を押し殺すことだ。

寂しいという感情があるということは、
すでに暖かさを知っているということ。

だから、もしそこで救世主が現れたら...。

きっと抑えていた感情があふれ出し涙が止まらなくなる。

それは暖かさを求めて心が誰か助けてと叫んでいる証拠だ。

感情を殺さずに勇気を出して素直になろう。

そうすれば暖かさを得ることも与えることも
できるようになるはずだ。


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