10Jun
アニメ 名言 / これは使える! 【アニメの中の素敵な言葉】
Ⓒ1985年 ますむらひろし/日本ヘラルド・テレビ朝日・朝日新聞社
銀河鉄道の夜『さそりの火』
【こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次には
まことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。】
Ⓒ1985年 ますむらひろし/日本ヘラルド・テレビ朝日・朝日新聞社
遠洋漁業に出ていて普段父がいないジョバンニ。
小さな頃から仲が良かったカンパネルラだけは
馬鹿にすることはなかったが、母も病気がちで
活版所でアルバイトをしているジョバンニは
皆ともあまり遊ばないので、
クラスの中で少し浮いた状態に。
星祭りの夜、丘の上で不思議な銀河鉄道に
乗ることになるのだが、そこにはカンパネルラが
いたのだった。
銀河鉄道で旅を続けていると、
船が氷山にぶつかって、沈没した事故に
遭ったという家庭教師と姉弟と出会う。
その時、銀河の中に赤い火を見つけたジョバンニ。
「何の火だろう。」
「蝎(さそり)の火だな。」
カムパネルラが答える。
姉
「蝎の火なら知ってるわ。」
「蝎の火ってなに?」
ジョバンニは聞く。
姉が語り始める
「蝎がやけて死んだのよ。その火が
いまでも燃えているの。」
弟が言った。
「蝎って良い虫じゃないよ。尾にカギがあって
それで刺されると死ぬって先生が言ったよ。」
姉
「そうよ、だけど良い虫だわ。」
「わたし、お父さんにむかし、
バルドラの野原で小さな虫達を食べて
生きていた一ぴきの蝎の話を
聞いたことがあるの。
その蠍が、ある日いたちに追いかけられて
井戸に落ちた時言うの。
ああ、わたしはいままでいくつの
ものの命をとったか知れない、
そしてその私がこんどいたちに
とられようとしたときには
あんなに一生けん命にげた。
それでもとうとうこんなになってしまった。
ああなんにもあてにならない。
どうしてわたしはわたしのからだを
だまっていたちに呉(く)れてやらなかったろう。
そうしていたらいたちも一日生きのびたろうに。
どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次には
まことのみんなの幸せのために
私のからだをおつかい下さい。
そしたらいつか蠍はじぶんのからだが
まっ赤なうつくしい火になって
よるのやみを照らしているのを見ていたんですって。」
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人はただ生きているのではない。
自分のために生きているようでも
実は相対的に誰かの為に生きている。
自分の命をどのように使うのか?
それを真剣に考えながら生きることによって、
自分の生きる目的が見えてくるはずだ。
※このアニメ「銀河鉄道の夜」という作品は、
宮沢賢治原作のあの「銀河鉄道の夜」を
ますむらひろしのネコのキャラクターで
アニメ映画化されたものです。
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