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アニメの中の素敵な言葉

〔 アニメ 名言 / これは使える!〕とある魔術の禁書目録 3話 上条当麻の言葉

アニメ 名言 / これは使える! 【アニメの中の素敵な言葉】
©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス

とある魔術の禁書目録 3話『必要悪の教会(ネセサリウス)』

【人を勝手に値踏みしてんじゃねえぞ】

©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス


インデックスを捕らえるために
力を振るう「必要悪の教会(ネセサリウス)」。

それによって深手を負ったインデックスは、
上条当麻の担任である月詠小萌の協力で、
魔術による治療が行われた。

一晩明け、発熱と頭痛で
寝込んでいたインデックス。

先生として事情を聞き出したい小萌だったが、
巻き込みたくないという上条の言葉を汲んで
「上条から話すのを待つ」と猶予を与え、
席を外す。

改めて「小萌をこれ以上巻き込みたくない」
「これ以上魔術を使わせられない」
と話し合う二人。

祈りを捧げるように両手を胸の前に組み、
自分の抱えているものを本当に知りたいかと
問いかけるインデックスに対し、
上条は懺悔を聴く神父のように耳を傾けた。

魔術について、イギリス聖教について、
ネセサリウスについて。

そして、自分の中にある10万3,000冊の
魔導書について語る。

上条に嫌われたくないという思いで、
今までその話をしなかった
インデックスに対し、上条も胸の内をぶちまけた。

「ざけんなよテメェ! 舐めたこと言いやがって。
 必要悪の教会? ネセサリウス? 
 10万3,000冊の魔導書?
 とんでもねぇ話だったし、
 聴いた今でも信じられねえ。
 だけどな、たったそれだけなんだろ?
 見くびってんじゃねえ。
 たかが10万3,000冊を覚えた程度で、
 気持ち悪いとか言うと思ってんのか?
 ちったあ、俺を信用しやがれ。

 人を勝手に値踏みしてんじゃねえぞ」

「他人をあれこれと判断しないこと。他人の値踏みもしないこと。

人の噂話もしないこと。

あの人はどうのこうのといつまでも考えないこと。

そのような想像や考えをできるだけ少なくすること。

こういう点に、良き人間性のしるしがある」

―[フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ]






相手と比べて勝手に落ち込み、
自分を値踏みする。

逆に、自分のほうが優れていると見下し、
相手を値踏みする。

『自分と比べて相手が上か下か』と
常に値踏みして、それを基準に
行動をしている人は多い。

すべてのものには多面性があり、
相手の事が全て見えている訳では無い。

ただ印象に残った相手の一部分を
見ているに過ぎないのだ。

そして、それは相手から見る自分に
対しても同じだ。

たまたま愚痴を零していただけで
「暗い奴」だと値踏みされることも
あるかも知れない。

だが、別のタイミングでは
テキパキと仕事をこなしている
「勤勉な奴」と評されるかもしれない。

そのように、ころころと変わる評価に
耳を傾けても、自分の心情が揺さぶられるだけで、
決して良い影響はない。

自分に対して良くない影響のあることは
他人に対しても行うべきではない。

だから、他人を値踏みするのは止めるべきだ。

相手が自分を値踏みすることは止められないが、
自分のことならば制御できる。

自分を見つめて磨いていけば、
他人に対してあれこれと想像することも減っていく。

それは、ニーチェのいう
「良い人間性のしるし」だ。

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