【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

バケモノ界へと渡った9歳以降、
学校教育を受けておらず、
文字の読み書きが不得意だった九太
であったが、自身の知的好奇心の強さと、
楓の教え方が上手だったこともあり、
短期間でどんどん学力を身に着けていった。

九太は師匠として楓の教え方が上手いからだと言い、
自分を育ててくれた「師匠」、熊徹とのケンカが
絶えない事を語る九太に、楓は羨ましいと語る。

楓は親とケンカしたこともなく、
これまで親の期待に応えるため
勉強し続け、進学校に進んだ。

しかし楓は、自分自身で「本当の自分」を
見つけるべく勉強し続け、家を出て大学に行き、
「自分のために」勉強したいという今後の抱負を語る。

そんな内なる叫びが喉まで出かかるが、結局
引っ込み、出てくる言葉は自分の思っても
いないような当たり障りのない事ばかり。

いわゆる本音と建前というものだ。

建前は一見、自分を偽るマイナスの
イメージが強いものだが、皆、本音と建前を
常に使い分けて生きている。

本当はやりたくない事だったり、
いけない事であることは分かっているが、
どうしてもしなくてはならない。

心のどこかで罪悪感を持ちつつも、
どうしようもない事だからと自分に
言い聞かせ、割り切る。

程度の差はあれ、そのようなジレンマに
フタをしながら生きている。

だが、ジレンマのフタを長らく取らないまま
過ごすことは、即ち自分を素直に出せないまま
生きていくに等しい。

建前によって目の前の小事はやり過ごせても、
心には何か満たされない不満だけが残っていく。

不満がたまっていけば、その内生きる事さえ
苦しくなっていく。

そのうち、問題そのものすら見失い、
どうしたらよいかと途方に暮れてしまう。

だからといって、本音というものは
そう簡単に出せるものではないし、
簡単に出せるなら苦労はしない。

本音をさらすとは、自分の内なる感情を
さらけ出す事だからだ。

例えるならそれは、好きな人に告白するか
のような、勇気のいることだ。

しかし、必要な時に感情をさらけ出す
姿勢は精神的安寧の為には時には必要だ。

人や場を選びながら、「本音」を伝える
範囲を少しずつ広げていこう。