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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言 / これは使える!〕 心が叫びたがってるんだ。 成瀬順の言葉

アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
ⒸKOKOSAKE PROJECT

〔アニメ 名言 / これは使える!〕 心が叫びたがってるんだ。 成瀬順の言葉

心が叫びたがってるんだ。

【言葉は傷つけるんだからっ!
 絶対にもう取り戻せないんだからっ!】


ⒸKOKOSAKE PROJECT


拓実は、順の考えた物語を
ミュージカルとしてふれあい交流会で
発表することにした。

その打ち合わせの場であるファミレスに
実行委員をボイコットしミュージカルに
反対する大樹も来た。

大樹は野球部の元エースで、
去年甲子園まで後一歩というところで
肘を故障し、甲子園の夢は破れた。

療養中の大樹は、後輩の指導といって
部に顔を出していたが、実は後輩達に
煙たがられていることを知って、
部からも離れていた。

4人で打ち合わせ中に、その店に
現エースの山路を含む野球部員が
入店し、部活に対する愚痴や
不満を語りだす。

たまらず大樹は彼らを、キャプテンの
三嶋の苦労も知らないでとなじった。

それに対し山路は、日ごろ田崎に
抱えていた不満を爆発させるのだった。

山路
「いつもいつも偉そうなこと
 言いやがって。目障りなんだよっ!
 どうせなら、オレの前からすっきり
 消えてくれれば良いのによぉ!」



「いっいい加減にしろっ。
 消えろとか‥そう簡単に言うなっ!
 言葉は傷つけるんだからっ!
 絶対にもう取り戻せないんだからっ!」

「身をやぶるよりも、心を傷ましむるは、人をそこなう事なお甚だし。」

(体を傷つけるよりも、心を傷つける事の方が、人にはよほど害が大きい)

-[吉田兼好(徒然草より)]


かの、吉田兼好の随筆「徒然草」にこのような一説がある。






  
心を傷つける一番の原因は
「言葉」である。

軽い気持ちで言った言葉が、
相手を怒らせたり悲しませてしまったり、
相手は注意や褒めたつもりでも自分は
怒られたり嫌みを言われたようで
不快に感じてしまった事は誰でも経験がある。

そのような行き違いが起きてしまうのは、
その「言葉」を発したり受け止める
心に原因がある。

注意をするにしても、
苛立った気持ちで伝えても
相手には伝わらない。

まして、相手への不満を感情のまま
ぶつけてしまったら、相手を傷つけるばかりか
信頼や信用を損ない、後悔する事になりかねない。

悪い事に、一度口に出してしまった言葉は
取り消せない。

そのリスクを恐れて、当たり障りのない
言葉だけで人間関係を構築すると、
良好だったはずの関係が何かを切っ掛けに
険悪になる事さえある。

関係が稀薄なため誤解が生じやすいのだ。

このような事をふまえて考えると、
言葉と心(気持ち)は互いに
作用していると言える。

日本には古来より「言魂」
という考えがある。

声に出した言葉には霊的な力が宿り、
良い言葉を発せば良い事が起こり、
悪い言葉を発すると凶事が起こると
信じられている。

受験生が「絶対合格」と予備校で
時の声をあげたり、スポーツ選手が
自分の目標を公言するのは言魂によって
自分のモチベーションを上げる効果を
期待しているからである。

声に出して言う言葉には力がある。
その力を良い方向に働かせるか、
悪い方向に働かせるかは、
言葉に宿らせる魂に関わってくる。

自分にも他人にも良い言葉を
投げかけられるように心がけよう。

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