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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言集 / これは使える!/ ネタバレ〕 新世紀エヴァンゲリオン 18話 加持リョウジの言葉

アニメ 名言集 / これは使える!/ ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
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新世紀エヴァンゲリオン 18話 『命の選択』

【人は他人を完全に理解することは出来ない。
 自分自身だって怪しいもんさ。
 100%理解し合うのは不可能なんだよ。
 まっ、だからこそ人は自分を、
 他人を知ろうと努力する。
 だから面白いんだな、人生は。】


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エヴァ4号機が実験中の
事故で第2支部ごと消滅した。

その事実は各国の研究機関を
驚愕させるのだった。

リスクを恐れたドイツは、
3号機の実験をネルフに委託する。

その頃、エヴァ3号機のパイロット適格者
「フォースチルドレン」が見つかった。

偶然、アスカは加持の部屋で
その人物がクラスメイトである事を知ってしまう。

ミサトはリツコと共に3号機の
テストのために四日間出張することなった。

その間、彼女のマンションで共同生活を
送るシンジとアスカの監督は加持に頼んだ。

加持も加持で3号機のパイロットに
選ばれた人物に衝撃を受けたアスカと、
いろいろと悩みを抱えていそうな
シンジが気がかりなのだ。

彼はシンジの部屋に泊まる。
布団を並べて寝る加持に、
シンジは父はどんな人物か尋ねるのだった。

シンジ
「このごろ分かったんです。父さんの事、いろいろ……
 仕事の事とか、母さんの事とか……だから。」


加持
「それは違うな。分かった気がするだけさ。
 人は他人を完全に理解することは出来ない。
 自分自身だって怪しいもんさ。
 100%理解し合うのは不可能なんだよ。
 まっ、だからこそ人は自分を、
 他人を知ろうと努力する。
 だから面白いんだな、人生は。」

「他人を知る事で自分自身の理解が深まる」
-[ゲーテ]


偉大な文学者であるゲーテの言葉にこういうものがある。







自分自身のことは自分が一番よく
知っていると思いがちだが、
実は知らない部分も多い。

例えば、自分の後ろ姿。

リアルな自分の後姿は
自分自身では見ることはできない。

鏡に映してみても、
その後ろ姿を見るためには
後ろを振り返らなくてはいけない。

しかし、鏡を見た時点では、
後ろを見ている自分が映っている。

このように自分の知らない自分は
沢山ある。

本当の後姿を見るためには
多面鏡が無ければ、
見ることはできない。

その、多面鏡に当たるものが
他人という存在だ。

しかし、他人という鏡は少々厄介だ。

鏡のようにありのままを映して、
ダイレクトに視覚という手段で
伝えてくれればよいのだが、
その鏡は精神性を持っており、
その時の状況によって、
正しくこちらにその状況を
伝えてくれない場合がある。

その鏡の特性を理解しないと、
その鏡の伝えたいことが分からない。

つまり、自分を正しく知るためには、
まずは他人を先に理解しなくてはいけない。

しかし、自分すらも理解できないのに、
他人のことを理解できるのか?
という疑問も生じる。

当然100%は無理だ。

人によって、その人への立ち位置が
違うので、その人から見て陰になった部分は
どうしても見えない。

影の部分をなくすためには、
自分にとって立ち位置が違う人と
沢山知り合いになって、
コミュニケーションをとって
影の部分の情報を沢山入手すること。

それが、正しい自分を知ることにつながるが、
一体、何人の人とつながれば、
正しい自分が見えるのか?

それは、分からない。

他人も自分自身も刻々と変化しているからだ。

だから、その都度新しい情報を仕入れ、
他人を、そして自分を理解しようとする。

そしてこの行動には、
終わりがなく、そして際限が無い。

だから...。

人生は面白い。

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