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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言集 / これは使える!/ ネタバレ〕バケモノの子 楓の言葉(4)

アニメ 名言集 / これは使える!/ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
Ⓒ2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS




バケモノの子

【きっとみんなそう。だから大丈夫。】

Ⓒ2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS


17歳になった蓮は、ある日偶然、
人間の世界に戻る道を発見し、
図書館で女子高生の楓と知り合う。

二人は一緒に勉強する様になり、
蓮はバケモノ界と人間界を行き来しながら
楓の手を借りて人様々な知識を吸収していく。

楓は、蓮に高認(高等学校卒業程度認定試験)
の受験を勧め、受験に必要な住民票を得る為に
役所を訪ね、思いがけず子供の頃に分かれた
父の住所を知るのだった。

そして、蓮は父親との再会を果たすが、
熊徹と実の父の間で身の振り方に迷っていた。

熊徹に父親のことを相談しようとするが、
先に人間の世界で勉強している事を知られ
喧嘩になり、父親が見つかったから
一緒に暮らすことにしたと言って熊徹の元を去る。

蓮は父親に会いに行くものの、
お世話になった人にお礼をして
早く一緒に生活しよう、今までの
辛かった事は忘れて幸せになろうと
いう父に、俺の事は何も知らないくせに
と言って怒りだしてしまう。

蓮は自分の感情に戸惑い、渋谷の街を
さまよううちに、子供のころ世の中の
全てが大嫌いだと思っていた自分の姿を
ショーウインドーの中に見つける。

その影の様に黒く胸の中心に穴が開いた、
心の闇に犯された姿に恐怖し、
図書館に逃げ込もうとするが、
夜の図書館の門は施錠されて中には入れない。

閉館時間を過ぎても図書館の前で待っていた
楓に声をかけられるが、恐怖で混乱した蓮は
自分は何者かと楓に問い詰める。

楓は、蓮の頬を平手打ちし、
その肩を抱き寄せた。


「私も、時々どうしようもなく
 苦しくなることがある。

 どうにでもなれって、何かが胸の中から
 吹き出してしまいそうになる。

 蓮君だけじゃない、私だけじゃない。

 きっとみんなそう、だから大丈夫。」

「[悩んでいるのは自分だけでない]という

仲間意識は、人間に対する愛情、社会に対する認識となって、

人々を前進させるのです。」

-[平井潔]


評論家で、翻訳家である平井潔の言葉である。






  
人間、生きていく上で悩みや不安はつきものだ。

悩みや不安の原因がはっきりしているもの、
正体が分からない漠然としたもの等、程度の
差はあるものの、悩みや不安のない人などいない。

みんなそういうものを抱えながら、
何でもない様に生活している。

しかし、抱え込んだままの不安や悩みが
何かのきっかけで胸の中で大きくなり、
言い知れぬ焦燥や苛立ちとなって
表に出てくることがある。

そうなると、身近な家族や友人、
上司や先輩同僚等に相談したり、
公的な相談窓口に打ち明けて
心の負担を少しでも軽くしようとするものだ。

その時、相手から
「自分も同じようなことがあった」とか
「自分にも悩みがある」
「同じ相談をしてくる人は他にいる」
と聞くと、肩の荷が下りてほっとした心地になる。

悩んでいるのは自分だけではないという安心感は、
やがて、親近感や仲間意識に変わる。

こんな悩みや不安を抱えているのは
自分だけではないかと思っていた
疎外感や孤独を打ち消し、自分もまた
社会の中の一員であることを再確認する事ができる。

社会とつながっているということは、
自分を支えるアイデンティティであり、自信でもある。

明日もまた頑張ろうという意欲にもなるのだ。

みんなそうして、毎日を乗り切っている。

だから、自信をもって生きていこう。


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