1May
アニメ 名言集 / これは使える!/ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
©松本規之・マッグガーデン/南鎌倉高校女子自転車部製作委員会
南鎌倉高校女子自転車部 第7話『わたしにできること?』
【少しづつかもしれないけど、
出来ることを増やしていく。
それってすごく楽しいことでしょ?】
©松本規之・マッグガーデン/南鎌倉高校女子自転車部製作委員会
校長からの指示で、3ヶ月以内に何か実績を
残さないと廃部にされてしまう自転車部は、
実績作りのために高校内で行われる
ナイトレースに出場する。
しかし、スタートで比嘉が失敗し、
自転車部は先頭集団に大きく差を
開けられて追い上げる展開となった。
スタート前に四季先生は自転車部の
4人に自転車競技は個人競技ではない、
集団競技だと教え、勝つためのテクニックを教える。
不利な状況の中、四季先生の教えを
実践しながら、全力でレースに挑む自転車部。
中継モニタを見ながら、渚は感心しながら言う。
「あの子達、初心者にしてはやるわね」
それを聞いた姉の四季は、こう答えた。
「初心者だからよ」
「何事も始めたばかりの頃は
上手く出来ない。
でも、出来ないからこそ
出来るようになりたいと願うのよ。
失敗もいっぱいあるだろうけど、
全力でぶつかることで
自分の限界を知り、
少しづつかもしれないけど、
出来ることを増やしていく。
それってすごく楽しいことでしょ?」
「一番大切なことは、単に生きること
ではなく、善く生きることである。」
-[ソクラテス]
古代ギリシアの哲学者、ソクラテスはこう言い残している。
私達は日々の生活の中で、
「善く」生きているだろうか。
ここで言う「善く」の意味は広いが、
日々進歩する生き方も含まれている。
新入学や新入社など、生活環境が大きく変わった時、
人はその環境に適応し、進歩する事を求められる。
こんな状況の場合は、否も応もない。
適応し、進歩しなければ、
その集団に居場所がないのだから。
まさにがむしゃらだ。
さて、そこで安定した日々になった状態を考えてみる。
安定した環境では、同じことの繰り返しで
退屈な日常の繰り返しに陥りがちだ。
本当は、その安定の中にも、
日々少しずつの進歩が必要なのではないだろうか。
誰でも、完全に同じ毎日の繰り返しは有り得ない。
一日一日、少しずつ違う問題を抱え、
それに対応しているはずだ。
ただ、それをルーチンワーク的に同じ方法でこなし、
振り返らないから、毎日が同じに見える。
それは果たして、楽しく充実した日々と呼べるだろうか。
単に生きていることになりはしないだろうか。
毎日起きる、ちょっとした問題をよく考えて対処し、
それから学び、次につなげていく、
そんな生活こそ、進歩の喜びがある
真に目指すべき生活ではないだろうか。
特に若い世代の人たちに考えて欲しい。
今は正に成長の時だ。
気づきさえすれば、毎日何が知らかの学びに満ちている。
失敗を恐れず、全力でぶつかっていき、成長していく。
そんな喜びに満ちている。
年を取ると、ちょっとした驚きと、
それからの学びと成長に少しづつ鈍感になっていく。
学校を卒業し、社会に出ている人たちには、
もう一度思い出してもらいたい。
毎日が、実は新鮮な気づきに満ちていることを。
それは楽しく生きることでもある。
そして、「善く」生きることでもある。