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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言 / これは使える!〕 新世紀エヴァンゲリオン [破] アスカの言葉

アニメ 名言 【アニメの中の素敵な言葉】
©カラー

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 『破』

【生き物は生き物食べて、生きてんのよ。
 せっかくの命は、全部漏れなく食べ尽くしなさいよ!】


©カラー


加持の勧めで
「日本海洋生態系保存研究機構」に
社会科見学に訪れたシンジたち。

セカンドインパクトで失われた
海洋生物の保存と、赤く染まった海を
元に戻す為の大実験を行っている
という施設の見学に興奮気味の一同だが、
アスカだけはどことなく不機嫌な様子で、
レイと一緒にいるシンジを見つめていた。
  
アスカ
「子供がはしゃいじゃって、バッカみたい。」

しばらくして昼食の時間。
皆がシンジの用意した弁当を
美味しそうに食べている中、
レイはお弁当箱を抱えたまま
黙って座っているのみだった。

彼女は肉が食べられないのだ。

そんな様子を見て、アスカは
イラつき気味に立ち上がって、
持論を展開する。


「生き物は生き物食べて、生きてんのよ。
 せっかくの命は、全部漏れなく食べ尽くしなさいよ!」

父よ、あなたのいつくしみに
感謝してこの食事をいただきます。
ここに用意されたものを祝福し、
わたしたちの心と体を支える糧と
してください。
私達の主イエス・キリストによって。

アーメン。


キリスト教徒らが食前に捧げる祈りの言葉である。






「食」は人間にとって、「衣」、「住」と
並び欠かす事のできない重要な要素である。

中でも「食」は、それが無ければ
生命を維持できないのだから、
3要素の中で最も大事な要素であると
いっても過言ではない。

それほど大切な「食」であるが、
実は日本の食品廃棄量は、
世界でもトップクラスであることを
知っているだろうか。

その量は年間2000万トンほどになる
とも言われ、これは世界の7000万人が
1年間食べていける量に該当する。

さらにその内、500万トンから900万トン分は
まだ食べられるのに賞味期限などで
捨てられるもの、いわゆる「食品ロス」によるものだ。

なんとも悲しい話である。

日本人は昔から「もったいない」の
精神を持っているはずだ。幼いころより、
食べ物を粗末にしてはいけない
と教わったはずだ。
   
今、食に対する意識や価値観が
変化しつつある。

賞味期限や見た目のきれいさ、
また手軽さや便利さばかりを重視し、
食が本来人間にもたらすものを
忘れてしまいつつある。

こんな時こそ、今一度意味を考えてもらいたい言葉がある。

それは「いただきます」だ。

食事の前には、多くの人が「いただきます」と
言ってから食事をする。

その言葉には、大きく2つの意味がある。
1つ目は、料理を作ってくれた人、
食材を獲ってくれた人等、食事に
携わってくれた人々への感謝の気持ち。

2つ目は、肉や魚、野菜や果物など
食材そのものへの感謝の気持ちだ。

人の命は、食べられる食材の命に
よって成り立っている。

そんな命への感謝の気持ちを伝える。

それが「いただきます」の本来の意味だ。

何かと忙しく、つい「食」が
ないがしろにされがちな現代。

しかしそんな時だからこそ、
今一度落ち着いて、
じっくりご飯を味わってみよう。

何もご馳走でなくてもいい。
普段のなんてことのない食事でも、
食材の命は自分の日々の命をつなぐ
糧となっている事に変わりはない。

昔と違ってあらゆる「食」が
溢れている今だからこそ、
そんな想いを「味わって」みよう。

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