【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

一方その頃、ゲンドウと完全に決裂した
ゼーレは、自らの手で「人類補完計画」を
実施すべく、戦略自衛隊をNervに差し向け、
血みどろの虐殺を繰り広げる。

シンジの元に現れる戦略自衛隊員。

エヴァのパイロットは発見次第射殺せよ
との命を受けての行動だ。

銃口を向けられるシンジだが、
シンジは抵抗一つしない。

間一髪、ミサトが助けに入り事なきを得る。

シンジに行動を促すミサトだが、
シンジはうわ言のようにアスカに助けを
求めるのみで、動こうとしない。

ミサト
「こんな時だけ、女の子にすがって、逃げて、
 ごまかして！中途半端が一番悪いわよ！！
 さぁ、立って！立ちなさい！！」

シンジ
「嫌だ、死にたい。何もしたくない。」

行動を起こそうとしないシンジに、ミサトの檄が飛んだ。

人生とは、死に向かうための準備だという人がいる。

確かに人間は生物である以上、
どれだけ長く生きようとやがて死ぬ。

死に至るまでに、多くの人間は友を作り、
配偶者を作り、家を作り、子を作る。

しかし、死んでしまえば地獄に行くか、
天国に行くのかは分からないが、
少なくとも現世ではその存在は消えてなくなり、
「無」と化す。

それでは、何をしても最後には死んでしまうのだから、
何もしなくて良いではないか、むなしいだけではないか。

その様にも考えられる。

しかし、死を迎える前には「生」がある。
人生は結果や最後だけがパッとそこに現れるわけではない。

必ずそこに至る中身や途中が存在する。

それが「生」だ。

そして「生」とは、自分が生きて為すべきこと、
為したいことを行うことだ。

そんな風に生きるとき、人は「死に向かう」こと
など考えないものだ。

「生」の中で行われた事、それらは全て、
「死に向かう糧」としてではなく、
「生きている間の糧」として考えているものだ。

人生とは、死に向かうための準備。

その言葉の裏には、
「死に向かう前には、まずしっかりと生きること」
というメッセージが隠されている。

いくら最後に死を迎えることが分かっていても、
生をおろそかにして良い理由にはならないし、
迎える死もそれこそ何の意味もないものになってしまう。

「死ぬこと」ばかりを考えていては、
本当の意味での「死」に至ることはできない。

いつかはやってくる「死」のために、
まずはしっかり生きること。

悔いのない、充実した人生とはそんな「生き方」があって、
始めてそう言えるのだ。