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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言集 / これは使える!/ ネタバレ〕 ワンピース 86話 Dr.クレハの言葉

アニメ 名言 / これは使える!/ ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
Ⓒ尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション




ワンピース 86話『ヒルルクの桜と受け継がれゆく意志!』

【いいかい 優しさだけじゃ人は救えないんだ!!
 救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!!
 腕がなけりゃ 誰一人救えないんだよ!!!】


Ⓒ尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション


Dr.クレハの元に、重篤な病に冒されている
医者仲間のヒルルクが訪ねて来る。

彼はDr.クレハに、国民を癒やすために
桜を咲かせるという30年来の
自分の研究を託し、弟子として医術を
教えていたチョッパーの未来を
託す事を願った。

Dr.クレハはその頼みを一蹴して
ヒルルクを追い返す。

だが、いきなりその様な事を
言われた事に違和感を感じた
Dr.クレハは、ヒルルクの家へ向かう。

そこでチョッパーに会ったDr.クレハは、
間違った知識を持っていた
チョッパーが、ヒルルクに摂取から
半日で命を落とす猛毒のキノコで
作ったスープを与えた事を知る。

Dr.クレハは、ヒルルクが猛毒だと知っていて、
自分の余命もスープを飲んだところで
大した変わりがない事を悟り、
チョッパーの優しさを無為にしない為に
そのスープを飲んだのだろうと理解した。

Dr.クレハは、力任せにチョッパーを
殴り飛ばして、涙を拭うこともせず、
悲痛な声でこう叫ぶ。

「いいかい 優しさだけじゃ人は救えないんだ!!
 救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!!
 腕がなけりゃ 誰一人救えないんだよ!!!」

「自分を強くしておかなければ、

本当の「優しさ」は身につかない。」

-[小野田寛郎]


第2次世界大戦終戦後29年間の長きに渡り、終戦を信じずフィリピンのルバング島に日本軍人として潜伏し続けていた小野田寛郎の言葉だ。







誰かの為に行動を起こす時、
その原動力となるのは優しさだ。

他人との関わりの中でしか
生きていけない人間にとって、
優しさは望ましい感情だ。

だが、時として無知は罪である。

優しさの発露として、
「よかれと思って」した事が、
無知ゆえに裏目に出るケースは、
珍しくない。

優しさは、それだけでは
何も解決しない場合がある。

それどころか、状況を悪化させる
事すらあるという残酷な事実は、
否定しようとしてもしきれない。

優しさで誰かを救うには、
優しさがあくまで原動力にしか
ならない事を認識し、知識や精神力、
本来の意味の力の「強さ」も含め、
能力を培い、「自分を強くしておく」
事が必要だ。

その姿勢は、見る者によっては
「情がない」と受け取られる時も
あるかも知れない。

けれど結果の出せない優しさは、
ただ空回りするだけで、
無為なものに陥るばかりだ。

優しさをもって、恵まれない人への
募金をするという行為一つ取っても、
その募金がどこへどう回ってどのように
使われるのかを全く知らないのと、
そういうことを事前に調べた上で
募金を決めるのとでは、
天と地ほどの違いがある。

前者は、ただの自己満足で
終わってしまう事にもつながる。

悪質な団体によって善意を
踏みにじられてしまう可能性も
否定できない。

優しさを十分に発揮したいのならば、
やはり「知る」事は不可欠だ。

情に流されるだけでは何も
得られないという事を、
常に念頭に置いておくべきだ。

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