11Sep
アニメ 名言集 / これは使える!/ネタバレ【アニメの中の素敵な言葉】
©2017 サクラクエスト製作委員会
サクラクエスト 18話『ミネルヴァの杯』
【人を守ることが自分を守ることにつながる。】
©2017 サクラクエスト製作委員会
50年前に途絶えてしまった
「みずち祭り」を復活させる為に
三種の祭具「剣鉾・吊太鼓・黄金の龍」
を探そうと、老人達が市から支給
されているタブレットを活用して
情報を得る事にした早苗のアイディアは、
彼らに新しいコミュニティを創造させる
ほど普及した。
山奥の蕨矢集落を走るバス路線が廃止に
なる事が決定し、生活の足を奪われた
老人達は、20年前にこの集落に移り住んだ
元大学教授鈴原を中心にチュパカブラ王国
からの離脱をコミュニティサイトを使って
動画配信する事で全世界に宣言し、
「わらびや共和国」を建国してしまった。
彼らの人質となったチュパカブラ王国
国王の由乃は、彼らの役に立てるならと
全面的なバックアップを臣下に頼み、
彼らの抵抗を記録することになったが、
それはむしろ蕨矢集落の日常を
記録するのと等しかった。
老人達は、集落での生活を
由乃等に快く紹介してくれた。
地域住民で協力しながら行う雪囲い、
家々が点在する集落で、夜、軒下に
灯す事で互いの家の生存確認の
意味が大きい「釣り灯篭」など、
都会暮らしの由乃が初めて
知る物ばかりであった。
由乃
「この土地ならではの知恵ですね。」
鈴原
「雪国では、助け合わないと
生きていけない。」
雅爺
「雪かき一つ取っても
そうだものなあ。」
鈴原
「人を守ることが自分を
守ることにつながる。」
Manus manum lavat.
(手は手を洗う)
-[ルキウス・アンナエウス・セネカ]
古代ローマ帝国の政治家、哲学者、詩人であるルキウス・アンナエウス・セネカの言葉である。
右手だけでは右手を
洗うことができない。
右手と左手、両手で助け合う事で
しっかりと洗う事ができる事から、
相互扶助の格言として知られている。
「相互扶助」とは、社会や組織の
構成員が互いに助け合う事だ。
このシステムは、産業革命の頃に
ヨーロッパで確立されたと
言われているが、島国で多くの
山々が連なる起伏の多い地形で
ありながら、農耕で日々の糧を
得てきた我々日本人は、古代より
集落で協力して生活して来ており、
相互扶助の精神は遺伝子レベルで
染み付いているいると言える。
一人では多くの収穫を得る事は
難しいが、地域で行う事で
それぞれが十分な成果を得られる
事を知っている。
それは何も農業や漁業等の
第一次産業に限らず、
どんな場面でもあるのだ。
小さなところでは町内会や
PTAがそうだ。
高齢化や核家族化、女性の社会進出
による共稼ぎの弊害でそういう
コミュニティは崩れつつあったが、
2011年の大災害以降、毎年の様に
発生する災害を契機に、地域レベル
での助け合いが見直されてきている。
私達は、意識せずともお互い
助け合って生きてきたことを
再発見している。
人を守ることが、結果として
自分や家族を守ることになるのだ。
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