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アニメの中の素敵な言葉

〔アニメ 名言 / これは使える!/ ネタバレ〕 君に届け 12話 りゅうの言葉

アニメ 名言 / これは使える!/ネタバレ 【アニメの中の素敵な言葉】
©椎名軽穂・集英社/「君に届け」製作委員会

君に届け 12話『恋愛感情』

【理屈で答えねーとだめなの?
 ……気づいたら もうずっと特別だったよ】


©椎名軽穂・集英社/「君に届け」製作委員会

ある日、くるみ(胡桃沢梅)は
風早が好きだと爽子に打ち明け、
協力してほしいと言うが、
爽子も風早を特別に思っているため、
協力ができないと言われてしまう。

しかし、中学生の頃からずっと
風早のことを想ってきたくるみは、
爽子の風早に対する感情は自分と
同じ恋愛感情ではないと言う。

なぜなら、他の人を知らないから
たまたま優しくしてくれた風早を
特別だと爽子が思っているだけで、
他の人に優しくされたら同じように
思うかもしれない、
他の人ともっと接触してみるべきだと
くるみは爽子に訴えかける。

爽子はくるみに言われたことを
きっかけに、風早に対する「特別」
という想いが恋愛感情なのかどうか悩み
りゅうに相談する。

すると、りゅうは千鶴に恋愛感情を
抱いていることを爽子に話す。

そして、爽子は悩みの答えが
見つかるのではと時期やきっかけを聞くが、
りゅうは答えられずにいる。

爽子「どうして特別ってわかったの?」


りゅう
「んーっと、それ、理屈で答えねーとだめなの?
 ……気づいたら、もうずっと特別だったよ。
 他とは比べられねーもん。」







恋という言葉に、
明確な定義は存在しない。

感情や精神状態に
起因するものだと考えれば、
むしろ不確定要素の塊である。

だからこそ、望んで
手に入れる事もできるし、
望まずとも手にしている
場合もある。

いつの間に手にしていたのか。

持ち続けたとして
本当に幸せになれるのか。

答えは誰にも分からない。

ある人間のたどった前例が、
他の人間には全く
当てはまらない事もある。

それもまた、恋に含まれる
不確定要素の片鱗だ。

「求めて得られる恋もよいものだが、

求めずして得られる恋のほうが、

なおのことよいのである。」

-[シェイクスピア]


繊細な心理描写により、「ロミオとジュリエット」を
始めとする数々の傑作を世に残した劇作家、
ウィリアム・シェイクスピアはそう語った。

自分から求めて手を伸ばすと、
意識的にでも無意識にでも
人はそれをつかむために必死になる。

場合によっては自分の信念を
曲げてでも探し出そうと尽力する。

苦労の末につかみ取ったそれも、
紛れもない恋の形だが、
中にはその様な過程を
必要としないものもある。

気が付いたら、自分の中にそれがある。
望んだ訳でもないのに、自分の中に
ピタリとはまり、息づいていた。

そこに在るのが当たり前であるかのように。

自覚した瞬間に始まるそれも、
やはり恋なのである。

人によって考え方や求めるものは違い、
一概に、どちらの方がより幸せなのかを
結論付ける事はできない。

しかし、もし、そのように自然に自分の中に
それを見つけたら、その気持ちを大切にしよう。

そしてそんな気持ちに気付けた
自分を誉めてあげよう。

恋ほど、自分を素直にする気持ちはないのだから。


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