4Jun
アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures
宇宙兄弟 58話『本気の失敗』
【俺の敵はだいたい俺です。】
©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures
六太達はローバーに搭載する
パラシュートについて話し合う。
そこにピコがやってきて、
「パラシュートの”パ”くらいは教えてやってもいいかな」
と協力的な態度を見せる。
そして六太を、酒に誘うのだった。
六太を乗せ、酒場に向けてビンスは
愛車を疾走させる。
その車中で、ビンスは六太に問う。
「君にとっての、敵は誰ですか?」
ビンスにとっては、マスコミや無人機のみの
宇宙開発を提唱する科学者連中、ロボット業界、
天文学者が全て敵だと語る。
有人宇宙開発を邪魔するものは、全て敵だと。
早く酒場に着き過ぎた
六太とビンスは、二人でグラスを傾ける。
そんな中、六太がビンスに言った。
「さっきの話なんですけど、
俺にとっての敵が誰かっていう…」
「はい」
「いいんじゃないですかね、
みんな宇宙を目指す仲間ってことで」
「じゃあ、君には敵はいないと」
六太は、ビンスの問いかけに少し考え、こう答えた。
「俺の敵はだいたい俺です。」
「人間にとって真の最大の敵は、
自分の胸の中に居る。」
-[ルキウス・アンナエウス・セネカ]
ローマ帝国時代の政治家、ルキウス・アンナエウス・セネカはこう言い残している。
私達は普段の生活の中で、
「敵」と意識する人達がいる場合がある。
誰しも虫が好かない奴、嫌いな奴に、
人生の中で数名出会う。
また、重大な試験を突破しようと思っている
場合はライバル=敵だ。
彼らは自分に対して害を与えたり、
自分が突破しようとしている試験の
狭き門をさらに狭くする存在で、
打ち破らなければならない存在だ。
単純に考えれば敵なのだが、
そもそも敵と感じるのは、
自分が相手よりも弱いか、
力が拮抗しているからだ。
自分が相手よりも強大な力を
持っていれば敵とは思わないだろう。
有り余る力を持っているので、
相手のことなど自由自在になるからだ。
そう考えると、自分が力を持っていないせいで
相手を敵とみなしているともいえる。
修行や勉強の手を抜いたりせず、
あの時もう少し、頑張っていれば、
敵などいなかったことになる。
ということは、自分の中にある怠惰な気持ちや、
悲観的な考え方、嫉妬心など、
自分が成功を収める上で邪魔になる
様々な感情や考え方を持ってしまう、
自分の心そのものが敵なのではないか。
真の敵は自分の中にいたのだ。
自分自信が最大の敵だ。
受験勉強の最中、勉強を妨げる様々な
誘惑に負ける気持ち、
仕事で成功したいのに
自信がなくて行動が起こせない等、
例を挙げればたくさんあるが、
自分にとっての最大の敵が
自分の中にあるのであれば、
自分をコントロールすればよい。
相手をコントロールするよりは、
ずっと簡単なはずだ。
怠惰な気持ちに打ち勝ち、
後ろ向きな考え方に打ち勝ち、
嫉妬心に打ち勝ち、
悲観的な考え方を積極的な
考え方に変えていく。
これらを敵とみなし、戦いを挑み、
もし、あなたがそれに打ち勝ったなら...
成功はすぐ目の前にある。
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