2May
アニメ 名言 / これは使える！【アニメの中の素敵な言葉】
©松本規之・マッグガーデン／南鎌倉高校女子自転車部製作委員会
南鎌倉高校女子自転車部 4話『夏海ちゃんはわたさない！』
【知らないことや見たことないものは、
その場所に行かないと分からないものなのさ】
©松本規之・マッグガーデン／南鎌倉高校女子自転車部製作委員会
水泳部の東浩子は、同僚からの
知らせに顔を曇らせた。
新入部員有望株と思っていた比嘉夏海が、
別の部に入ったと聞いたからだ。
納得いかない東は、女子自転車部員が
いる自転車置場に乗り込む。
そして比嘉に
「あなた、うちの部に入るんじゃなかったの！」
と気を発する。
「入るとは言ってないですけど…」
「それじゃ困るのよ！はいそうですかって
帰る訳にはいかないの。
だから、自転車で勝負しましょう！」
そして東とひろみは、比嘉の入部を
かけて自転車勝負することになった。
一直線の坂道が勝負の舞台。
先にゴール地点まで駆け上がった方が勝ち。
順調な走りをみせるひろみに、
ハンデのママチャリで苦戦しながらも勝つ東。
しかし東は、比嘉を水泳部へ
引き抜く話はチャラにする。
登ってきた坂を振り返ると海が煌めき、
その美しさに息を呑むひろみたち。
そんな二人に、東は優しく、
そして力強く語りかけた。
「こんな坂でも、ほんのちょっと上がっただけで
見える景色が全然違う。
知らないことや見たことないものは、
その場所に行かないと分からないものなのさ」
「やってみなければわからない。
砂糖の甘さや塩の辛さは、なめてみないとわからない。
いくら水泳の講義を聞いても、
畳の上の水練では泳げるようにならない。
何事も実際に体験して
はじめて真に理解し、身につくのである。
百聞は一見にしかずというが、
百聞百見は一験にしかずとも言えよう。」
―[松下幸之助]
パナソニックを一代で築き上げた伝説の経営者、松下幸之助は、こう言っている。
あなたは、仮想的な体験についてどうお考えだろうか？
情報化社会と言われるようになって久しく、
インターネット、テレビ、雑誌等、様々な情報が巷に溢れかえっている。
そんな情報に埋もれて、実体験する貴重さを
、
私達は忘れてしまってはいないだろうか？
インターネットの動画やテレビの旅行番組などで
行った気・見た気にはなっているが、それは本当に経験した事だと言えるだろうか？
いわゆる仮想現実に浸りすぎて、実体験でしか得られない
本当の感動を忘れてはいないだろうか。
我々には五感がある。視覚や聴覚だけではない、体験は五感すべてで行われる。
五感の全てで感じきってこそ、本当に体験したことになる。
体験について、もう一度よく考え、見直してみよう。
情報化時代にあって、それはとても貴重なものだ。
山にキャンプに行くでも良い、海に泳ぎに行くでもよい、
体の感覚全部を使って感じる真の体験を、もっとしたほうが良い。
特に家に引きこもりがちな方々は要注意だ。
あなた達がインターネットやテレビから得ているものは体験ではない。
ただの情報に過ぎない事を、もう一度しっかり思い出そう。