【アニこと】アニメの名言 これは使える! / ただの名言集じゃない!、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション!モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

menu

アニメの中の素敵な言葉

〔 2017 冬 アニメ 名言 / これは使える!〕亜人ちゃんは語りたい 4話 小鳥遊ひかりの言葉

アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会

亜人ちゃんは語りたい 4話『高橋鉄男は守りたい』

【みんながやっているからなんて理屈、私は嫌い。】

©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会


雪女の亜人(デミ)である日下部雪は、
自分の性質が意図せず他人に危害を
与えてしまうことを心配し、
人との接触を避けていた。

しかし、ある日偶然女子トイレの前で
自分に対する陰口を聞いてしまう。

自分では周りに対する配慮だったつもりが、
お高くとまっていると。

その生徒達は日常会話的に陰口を
言っていただけだが、雪女の性質について
悩んでいた雪にとっては、辛い言葉だった。

高橋先生に
「私がデミだからですかね。
 私がデミでなければ...。」
と涙を流しながら語る雪。

物陰でそれを聞いていたヴァンパイアの
小鳥遊ひかりは、雪の手を引っ張り、
陰口を言っていた女生徒達に文句を
言いに女子トイレへと向かう。

雪を入口に待たせ、一人で女子トイレに入り、
陰口を言う女生徒達に対し、
止めるように言うひかり。

「別に陰口言ってるのって、
 あたし達だけじゃねーじゃん。
 なんであたし達だけ文句――」

「アンタ達だけじゃない。
 陰口を言っている人を見聞きしたら、
 誰にだって私は文句を言う」

「なんでそんなに躍起になるんだよ。
 陰口言うなんて誰でもやってるだろ」

「みんながやっているからなんて理屈、私は嫌い。

 みんな傷付け合ってるから私も傷付けていいなんて口にして恥ずかしくないの!?」

「【みんなが】ってのが大嫌い。
 【みんな】ってどこにいるんだよ。
 連れて来いよ、その【みんな】を。
 俺とお前の話で、なんで【みんな】が関係してくんだよって。
 【みんな】がどう言ってたかって関係ないでしょう?」
―[爆笑問題:太田光]







社会心理学には「集団思考」
という現象がある。

普段は節度を守って行動すること
のできる人が、大勢の集団の中では、
その集団が極端な言動を行なっても、
それを特に気に掛けもせずに同調したり、
一緒になってそれを主張したりする
ようになっていくことをいう。


誰しもつい口にしてしまう
「みんなが○○だから」という言葉について、
業界に問題を投げかける爆笑問題の太田光も

自身の書籍「爆笑問題の文学のススメ」
の中でこう述べている。

「【みんなが】ってのが大嫌い。
 【みんな】ってどこにいるんだよ。連れて来いよ、その【みんな】を。
 俺とお前の話で、なんで【みんな】が関係してくんだよって。
 【みんな】がどう言ってたかって関係ないでしょう?」

自分以外の誰かを引き合いに出して、
あたかもそれが大多数の意見であるかのように語る。

例えそれが正しくないことだとしても、
【みんな】という誰かを言い訳にして思考停止してしまう。

【みんな】とは誰なのか。

果たして【みんな】がやっている
からと言って、それは正しいことなのか。

みんながやっているから
なんて理屈は通用しない。

物事の事実を俯瞰して考え、
善悪をしっかり考えるべきだ。

関連記事