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アニメの中の素敵な言葉

〔 2017 冬 アニメ 名言 / これは使える!〕亜人ちゃんは語りたい 10話 日下部雪の言葉

アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会

亜人ちゃんは語りたい 10話『デュラハンは時空を超えて』

【本気で心配したから叱ってくれたんだよ】


©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会


町京子は、ひかりが鉄男に
イタズラでキスしたことを知る。

鉄男に密かに想いを寄せる町は、
それを真似てキスをしてみようと行動する。

顔を持つ手を伸ばし、大柄な鉄男に迫る町。

しかし、不安定な持ち方で
顔を掲げていたことが災いし、
顔を持つ手を滑らせてしまう。

町が危険な行為をしたことを、
強い口調で怒る鉄男。

凄く優しい先生なのに、怒らせてしまった。

そのことで後悔し、泣いている町の元に
ひかりと雪が様子を見に来る。


「私、自分の性質に不安があって、
 その話をしたら先生が、私にあえて
 性質がでるようなことをさせてね。
 正直あれは辛かったなぁ。
 どうしてこんなつらいことを
 私にさせるんだろうって、
 でもそのお陰で誤解も解けて、
 こうしてひかりや京子と
 友達になれたんだから、
 今は凄く感謝してる」




「ただ甘やかすだけが優しいんじゃないと思う。
 先生は京子のことを本当に思ってくれて、
 本気で心配したから叱ってくれたんだよ」


「授人以魚 不如授人以漁」

[人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、

釣りを教えれば一生食べていける。]

-[老子]


春秋戦国時代の中国における哲学者、老子の言葉と言われている。






本当の優しさとは何か。

子供が夏休みの宿題を放置して、
夏休み終了間際になって切羽詰まって親が手伝ったとして、
これを子供の視点で考えれば教師に怒られずに済み、
親を「優しい」と思うだろう。

甘やかしが全て悪いとは言わない、
また、必要な時期や場合も勿論ある。

期限を守ったり、約束やルールを守ることは大切だが、
夏休みの宿題が終わっていない子供の代わりに、
親が代わりに宿題をやっても意味がない。

子供に宿題をする能力があった場合は、
子供が成長する機会を親が奪ってしまったと言えるし、
仮に期限までに間に合わなくとも、
埋め合わせのやり方や、社会のルールを覚えることで
子供の成長につながる。

人は甘やかしてくれる人を心地よくて、優しいと思う。
一緒にいて安心感を感じたりもする。

安心は車の後部座席で眠ることと似ている。
前の席には両親がいて、心配事はなにもない。

しかし、ある時、その安心は消え去ってしまい、
自分が前の席にいかなければいけない時がなる。

そしてもういない両親の代わりに、
自分自身が誰かを安心させる側にならなければいけない。

人はいずれ自分の足で立って、
誰かを安心させる側になるものだ。

いつまでも甘やかして貰うわけにはいかない。

だから親の立場にある人間は
本当に相手のことを考えた行動をとること。

教師や親が勉強の大切さを訴えることまではできる。
しかし、勉強をするかどうかは生徒次第である。

その為に必要なものは何か、それを与えること、
つまり、時には叱っても
「魚の釣り方を教える」ことが本当の優しさだ。

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