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アニメの中の素敵な言葉

〔 2017 冬 アニメ 名言 / これは使える!〕亜人ちゃんは語りたい 4話 小鳥遊ひかりの言葉

アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会

亜人ちゃんは語りたい 4話『高橋鉄男は守りたい』

【でも決めたんだ。ただの自己満足だけど、
 私は人から言われても、後ろめたさが残ることはしないって】


©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会


女子トイレにいる生徒二人が、
自分の陰口で盛り上がっている。

…運悪く、その光景を
目にしてしまった雪は、
大きなショックを受けた。

逃げるようにその場を立ち去り、
理科準備室にたどり着いた雪は
教師である高橋の目の前で涙を流す。

その様子を見たひかりは、
陰口を言う二人組に
抗議する決意を固める。

女子トイレで陰口を言い続ける
二人組に、ひかりは一人で立ち向う。

陰口を言うのは恥ずかしい事だと
まくし立てるが、彼女たちは陰口は
みんな言っている、何故自分たちだけ
とがめられねばならないのかと
反論するのであった。

みんながやっているから自分も
やって良いということにはならない。

ひかりの主張に不満げな二人組。

陰口を言われて喜ぶ人間はいない。

だから言わない。

他人に不満があるのなら
面と向かって言えばいい。

ひかりは自分の正しいと思う
あり方を口にする。

綺麗事ともいえるその主張に、
女子生徒は
「そうすれば自分が陰口を叩かれないとでも?」
と皮肉まじりな質問をするが、
ひかりは真剣な表情で答えを返す。

ひかり
「陰口を言わない人も陰口を言われると思う。
 むしろ言われやすいんじゃないかな。
 でも決めたんだ…


 ただの自己満足だけど、あたしは人から
 言われても後ろめたさが残ることはしないって」

「わたしの唯一の義務。

それは、常に、私が正しいと思うことを行うことである。」

―[ヘンリー・デイヴィッド・ソロー]

自給自足生活の回想録『ウォールデン 森の生活』をはじめとして数多くのエッセイや旅行記を書き続けたアメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローはこのような言葉を残している。
奴隷制度や戦争行為に反対し、その思想や生き方で市民運動や環境保護運動にも大きな影響をもたらした彼は自身の中にある「正しさ」を信じ、それを実行することがなによりも重要だと主張した。







悪いことだと自覚しながら行動することは、
他人にとってはもちろん、自分にとっても
良くないことだ。

悪いことをして誰かの心を傷つければ、
悪いことをしたという罪悪感で
自分の心も傷つく。

誰かを傷つける鋭利な刃、それは
自分をも傷つける諸刃の剣なのだ。

一度出来てしまった傷は、
すぐには治らない。

そして、綺麗に治らず、
醜い傷跡が一生残ることもある。

受けた傷を一瞬で消しさってしまう
魔法の薬は、存在しない。

傷付いたという事実も消えはしない。
後ろめたい気持ちを抱えたまま傷を増やせば、
むなしさと後悔も一緒に増えてゆく。

どんなことがあろうとも、
自分の正しさを貫き通さなければならない。

みんなやっているから。

誰かがそうしろと言ったから。

そういう理由で他人を傷つけたり、
信念を曲げてしまうのは、
自分の腕や脚の骨を折る
自傷行為に等しいものだ。

他人から傷つけられることは
避けられなくとも、自分自身を
傷つけることは避けられる。

正しくあることは、
自分を守ることでもあるのだ。

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