【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

海軍の包囲網を突破し、
脱出を図る一同に協力したのは、
船のコーティング職人レイリーであった。

レイリーはルフィ達に、自分がかつて海賊王
「ゴール・D・ロジャー」率いるロジャー海賊団の
副船長であったことを明かす。

驚く一同らに、レイリーはロジャーの過去を語る。

ロジャーは捕まったのではなく、
自首したのだという事。

ロジャーは不治の病に蝕まれつつも
グランドライン制覇を成した事。

ロジャーが俺は死なねぇと最後に言い残し、
公開処刑へと向かい、処刑台の上で叫び、

「俺の財宝か？欲しけりゃくれてやる。
探せ！この世のすべてをそこに置いてきた！！」

この死に際の一言で、
大海賊時代のきっかけを作った事。

歴史の教科書に名を残すような
功績を残した偉人たち。

しかし、彼等の数々の功績が評価されるのは、
多くの場合、後世になってからである。

彼等が行ってきた功績の数々は、
彼等が生きた時代において極めて先進的であり、
当時の人々に理解できない、もしくは当時の常識を
覆すものであったからだ。

新しいものは、古いものを「脅かす」。
古いものとは、言い換えれば多くの人々に
浸透していた慣習である。

新しいものが今までの慣習を覆す場合、
人々は新しいものを「脅威」とみなし、
新しいものへの嫌悪感を抱く。

結果、新しいものが理解されるのは、
提唱した偉人たちが亡くなった以降になる
場合が多くなってしまうという訳だ。
　
だがそれら「古いもの」より否定された「新しいもの」は、
決まって次世代のスタンダード、
もしくはその原型になっているケースが多い。

新しい時代を作るきっかけになっているのだ。　

そもそも人間が発達してきたのは、
この新しい時代の積み重ねによるもので、
それらの原動力は、旧時代の否定と疑問の提起、
新しいものを作るという気概から生まれている。

新しいものを作りだすのは何かと苦労が絶えない。
その苦労の一つが、「古いもの」からの否定だ。
しかし人はその様な否定をものともせず、
例え、自分が生きていた時代にそれが理解されずとも
自分の信じるままに行動し、結果として
新たな時代を作り出した。

人間とは安定を求める性質を持った生き物だ。

だが安定にしがみついていては、
古い時代に取り残されてしまう。

新しい時代は、人から与えられるだけのものではない。

自分で作り出すことも出来るのだ。

途方もない話のように感じるかもしれないが、
そもそも時代とは大勢の人の人生が積みあがって出来たもの。

ならば、「新しいもの」を生み出すことで、
やがては、あなた自身が新たな時代を
作り出すこともできるのだ。