5Jun
アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures
31話『ロケットロード』
【世の中には絶対はないかもな。でもダイジョブ俺ん中にあるから】
©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures
いよいよ日々人を乗せたロケットが打ち上げられた。
大勢の観客が見守る中に、
日々人の父と母の姿もあった。
六太は、ロケット打ち上げ場から
数キロ離れた、デニールの
打ち上げを見るには取って置きの
場所から打ち上げを見守っていた。
激しい閃光とともに空中を疾走する
ロケットに心を奪われる六太。
その数秒後、打ち上げの衝撃と
爆音が届き、六太は震えた。
ロケットは順調にシーケンスをこなし、
打ち上げは成功裏に終わった。
六太は、デニールの運転する
ミニバンで移動しながら、
子供の頃、JAXAで本物の宇宙飛行士
と会話したときのことを思い出していた。
そして、もう少し成長した時の事も。
六太は、宇宙飛行士を目指すのが
いかに難しいかという現実に
囚われていて、それを無視して
頑張り続ける日々人にやんわりと注意する。
「絶対、絶対って軽く言っちゃうけど、
世の中に絶対なんて無いんじゃないかな」
それを聞いた日々人は、自信をもって返答した。
「世の中には絶対はないかもな。でもダイジョブ俺ん中にあるから」
「挑戦した後の失敗より、何もしない事を恐れろ。」
-[本田宗一郎]
日本の実業家であり、本田技研工業の創始者である本田宗一郎はこう言い残している。
何事も、うまく行った時よりも
失敗した時の方を想像してしまうものだ。
困った性質であるが、
私達の思考はそうできている。
これは悲観主義者に限った話ではない。
よほどの楽観主義者でない限り、
失敗した時のイメージの方が
想像しやすいものなのだ。
だから、挑戦するのをためらう。
誰しも、失敗したくないから、
当然といえば当然だ。
挑戦は、現実からの逸脱だ。
現実を超えることを目指す。
一方、現実に囚われれている者は、
「そんなこと、できるはずが無い」
という心の声が常に聞こえることになる。
だから、挑戦には、「絶対」上手くいく、
上手く行かせるという強い意志が必要になる。
それは、ロケットが生半可な推力では
地球の重力を振り払って宇宙空間まで
出ることができないのに似ている。
挑戦は、現実という重力に引っ張られる自分を、
夢という宇宙まで打ち上げる行為と同じなのだ。
それは中途半端な覚悟ではできない。
一本筋の通った、盲信に近い意志力が必要になる。
逆に挑戦しないということは、
何も変わらないということだ。
昨日と同じ今日が、今日と同じ明日が続くということだ。
それが何年も、何十年も続くということだ。
挑戦に失敗は付き物だ。
むしろ失敗することの方が多いかもしれない。
それでも、無限に続く平坦な人生より、きっと楽しい。
だから、日々挑戦しよう。
失敗しても、挑戦し続けよう。
それが人生を輝かせる。
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