〔 2017 春アニメ名言 / これは使える！〕進撃の巨人 Season2 5話クリスタ・レンズの言葉

アニメ名言 / これは使える！【アニメの中の素敵な言葉】
©諫山創・講談社／「進撃の巨人」製作委員会

進撃の巨人 Season2 5話『ヒストリア』

【3つ目にする。】

©諫山創・講談社／「進撃の巨人」製作委員会

南区に発生した巨人の調査及び
各主要城壁都市への伝令のため、
分隊にわかれそれぞれに
馬を走らせる調査兵団。

各地への伝令を終えたのち、
巨人が侵入する穴が開いたと
思われるウォール付近を
くまなく調査するが見つからず
混乱する。

夜間になり疲労が限界に達した分隊は
近場に見つけたウトガルド城跡で
休息をとるも夜間には動かないと
思われていた巨人に突如襲撃を受ける。

上官達が応戦するも全滅、あとに残された
武装のないコニー達はなす術もないまま
狼狽する。

そんな中1人戦い、死する覚悟をみせる
クリスタにユミルは上官達の死を理由に
自殺を考えるな、あの雪山訓練を思い出せと
さとした。

・・・・・・調査兵団の訓練の一環として豪雪の中
徒歩で目的地まで行く雪山訓練。

すでにゴールをしたエレン達だったが、
クリスタが居ない事に気づく。

そのクリスタは厳しい雪山で行動不能に
なった仲間を引きずりながら進んでいた。

ユミルは自分の体調を把握せず
実力をわきまえない人間の自己責任として
置いていく事を提案する。

それでも聞き入れないクリスタにユミルは
仲間を置いて自分達2人は助かるか、
3人とも野垂れ死ぬか選択肢は2つだと言う。

しかしその提案にクリスタは
ユミルの見立ては間違っていて
自分と仲間は無事基地に辿り着いて
もちろんユミルも無事という
3人とも助かる別の選択肢を答える。

「3つ目にする」

【ビュリダンのロバ】

腹を空かせたロバが左右2手にまったく同じ条件でエサ場がある選択に迫られたとき、そのどちらにも行けず餓死してしまう意思決定のメカニズムを論じるときに引き合いに出さ
れ、その2つを選択する労力に耐えられず決定出来ないという心理を論じたもの。スコラ学派であるフランスの哲学者ジャン・ビュリダンが主張する理性・理論に対しての例え話であるが、出典は明らかではない。人は意志を決定付ける他の要因がない選択肢においてどちらを選んでも必ず後悔する可能性が高く、その痛みから選ぶ事が出来なくなるというものである。

後ろは断崖絶壁、前には敵。

母を助ければ恋人が助からず、
恋人を助ければ母が助からない。

利益を取れば名誉を失い、
名誉を取れば利益を失う。

選びようのない2択、どちらを選んでも
失敗と思える状況で、選択を突きつけられた時、
人はどうするのだろうか。

迷い結論をだせず時間を浪費するだけに
終始するか、運否天賦にすがるか。

だが、その選択肢が明らかにダメと
判断出来て選ぶことが不可能なら
新たな選択肢を自ら考え出すのが賢明だ。

無論それが容易な事ではないからこそ、
選びようのない状況に陥っているのも
事実である。

それでも、ただ座して破滅を待つよりも、
ひたすらもがいてみれば、それまで
気付けなかった小さな脇道が
突然視界に入るかもしれない。

どちらか一方しか助けられないのではなく、
どちらも助ける方法を考え
右も左も過酷なら遠回りだろうがなんだろうが
正面突っ切るなり戻るなりしてみる。

直面する解決困難な問題を細かく切り分け
1つ1つシミュレートしてみれば
選択肢が2つしか無いという状況は
窮地に視野が狭まって、その他の状況に
目がいっていない事に気付くことが出来るはずだ。