【アニこと】アニメの名言 これは使える！ / ただの名言集じゃない！、アニメの名言と著名人・偉人の格言のコラボレーション！モチベーションを上げるアニメの名言を貴方に

唯一の楽しみともいえる
「リフライディング」も
ろくな波さえきやしない。

まともに生きるには軍人になる位しかなく、

かといってそれを拒んで
外の世界を知るには若すぎる。

そんな世界で何も起こせない自分。

レントン・サーストンは14にして
人生は最悪だと諦めを漂わせる。

世界を救った英雄とされる
父アドロック・サーストンの存在は
そんなレントンにとって
ただひたすら重しでしかなかった。

大人たちはなにかにつけ
英雄アドロックの名を持ち上げ
それを信じられない級友たちとは
つまらないいさかいになる。

やるせない思いだけが募るなか
コンパクドライブを見つめ、
父アドロックの行った奇跡を証明すべく
家を出て行った姉ダイアンを思い出す。

ダイアン
「憶えておいてレントン、
 信じていればきっとまた会える」

レントン
「本当に?」

自己啓発や宗教的な話で
よく耳にするフレーズだ。

確かにこの言葉通り、目標に対する
自らの行動を信じ続け、ひたむきに
努力した者は、最終的に成功つかんでいる。

何かを信じる事は、何かを成すための
大きな原動力となり得、素晴らしい事だ。

だが、この言葉を一たび曲解してしまうと、
途端に「逃げ」の意味合いが
強いものとなってしまう。

人間とは誰しも、弱い生き物だ。

精神的思考能力が高いが故に、
他の動物と比べ孤独感を強く恐れ、
群れることにより多少の安心感を保っている。

だから、取り敢えず今の関係を
無難に保っていれば、その内何とかなると、
無理矢理自分に言い聞かせ、どこかで
救われる自分に期待する。

こんな意味合いで使っていては、
大成どころか衰退する一方で、
単に「信じる」だけでは不完全なのだ。

闇雲に信じていればいいという話ではない。

大切なのは、「信じる」気持ちと同時に
「行動に移す」事だ。

先に挙げた大成した人達も、ぼんやりと
信じていただけで成功したわけではない。

信じる気持ちを持ち続けながら、
とにかく突き進んでいった事で
成功したのだ。

彼らにとって、「信じる気持ち」は
何かを成すための「行動」の原動力だったのだ。

「信じる者は救われる」。

その本当の意味は、「信じる」気持ちを
持ちながら「行動する」事こそ、最終的に救われ、
成功するという事だ。

誰もが救われたい、成功したいと
心の中では感じているものだが、
いつまでも他力本願では何も生まれず、
成功することは決してあり得ない。

下手をすればひたすらに堕ちていく。

人は時として強い不安にさいなまれる事もあり、
そんな時は何かを信じて救われるのなら、
それに越したことは無い。

しかし大切なのはそれからだ。

精神に余裕を持てたら、今度は徐々に行動を起こす事。

「信じる気持ち」に「行動」が伴う事で、
初めて成功する事が出来る。