28May
アニメ 名言 / これは使える!【アニメの中の素敵な言葉】
©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会
亜人ちゃんは語りたい 10話『デュラハンは時空を超えて』
【本気で心配したから叱ってくれたんだよ】
©ペトス/講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会
町京子は、ひかりが鉄男に
イタズラでキスしたことを知る。
鉄男に密かに想いを寄せる町は、
それを真似てキスをしてみようと行動する。
顔を持つ手を伸ばし、大柄な鉄男に迫る町。
しかし、不安定な持ち方で
顔を掲げていたことが災いし、
顔を持つ手を滑らせてしまう。
町が危険な行為をしたことを、
強い口調で怒る鉄男。
凄く優しい先生なのに、怒らせてしまった。
そのことで後悔し、泣いている町の元に
ひかりと雪が様子を見に来る。
雪
「私、自分の性質に不安があって、
その話をしたら先生が、私にあえて
性質がでるようなことをさせてね。
正直あれは辛かったなぁ。
どうしてこんなつらいことを
私にさせるんだろうって、
でもそのお陰で誤解も解けて、
こうしてひかりや京子と
友達になれたんだから、
今は凄く感謝してる」
雪
「ただ甘やかすだけが優しいんじゃないと思う。
先生は京子のことを本当に思ってくれて、
本気で心配したから叱ってくれたんだよ」
「授人以魚 不如授人以漁」
[人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、
釣りを教えれば一生食べていける。]
-[老子]
春秋戦国時代の中国における哲学者、老子の言葉と言われている。
本当の優しさとは何か。
子供が夏休みの宿題を放置して、
夏休み終了間際になって切羽詰まって親が手伝ったとして、
これを子供の視点で考えれば教師に怒られずに済み、
親を「優しい」と思うだろう。
甘やかしが全て悪いとは言わない、
また、必要な時期や場合も勿論ある。
期限を守ったり、約束やルールを守ることは大切だが、
夏休みの宿題が終わっていない子供の代わりに、
親が代わりに宿題をやっても意味がない。
子供に宿題をする能力があった場合は、
子供が成長する機会を親が奪ってしまったと言えるし、
仮に期限までに間に合わなくとも、
埋め合わせのやり方や、社会のルールを覚えることで
子供の成長につながる。
人は甘やかしてくれる人を心地よくて、優しいと思う。
一緒にいて安心感を感じたりもする。
安心は車の後部座席で眠ることと似ている。
前の席には両親がいて、心配事はなにもない。
しかし、ある時、その安心は消え去ってしまい、
自分が前の席にいかなければいけない時がなる。
そしてもういない両親の代わりに、
自分自身が誰かを安心させる側にならなければいけない。
人はいずれ自分の足で立って、
誰かを安心させる側になるものだ。
いつまでも甘やかして貰うわけにはいかない。
だから親の立場にある人間は
本当に相手のことを考えた行動をとること。
教師や親が勉強の大切さを訴えることまではできる。
しかし、勉強をするかどうかは生徒次第である。
その為に必要なものは何か、それを与えること、
つまり、時には叱っても
「魚の釣り方を教える」ことが本当の優しさだ。
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