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アニメの中の素敵な言葉

〔 アニメ 名言集 / これは使える!/ネタバレ〕とある魔術の禁書目録 21話 風斬氷華の言葉

アニメ 名言 / これは使える!/ネタバレ 【アニメの中の素敵な言葉】
©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス




とある魔術の禁書目録 21話『正体不明(カウンターストップ)』

【喧嘩が出来るっていうことは、
 ちゃんと仲直りが出来るの。】


©鎌池和馬/アスキー・メディアワークス


インデックスとの出会いで始まった夏休みが
終わり、新学期が始まった当麻。

家にいついていたインデックスは
当然置いていかなければならなかった。

当麻を見送り、「何して遊ぼっかなー」と
浮かれていたインデックスは、
「自分のお昼ご飯が用意されていない」
という(彼女にとっては)重大な事実に気づく。

「未曾有の大ピンチ」に焦ったインデックスは
当麻の学校へ潜入する。

当然のように小萌先生につまみ出されてしまい、
さまよった結果食堂に到着。

そこで、券売機での食券の購入方法が分からず
途方に暮れていたところ、助け舟を出してくれた、
自称転入生の氷華と知り合いになった。

その後当麻に見つかったインデックスは、
当然叱られることになる。

また小萌先生に見つかったインデックスは
その場を逃れ、当麻の怒りを悲しく思い、
追いついてきた氷華に
「当麻…私の事、嫌いになっちゃったのかな…」
と不安をこぼす。

それを聞いた氷華は、インデックスを諭す様にこう言った。

「喧嘩が出来るっていうことは、
 ちゃんと仲直りが出来るの。」

「ケンカ・仲違いという災いの中に、

和解・友情・親密の芽が潜んでいます。」

―[ジョセフ・マーフィー]

アイルランド人の宗教家、ジョセフ・マーフィーの言葉だ。







同じ相手と喧嘩を繰り返すことができるのは、
喧嘩の都度仲直りをしているからだ。

喧嘩という行為は、互いの本音を
さらけ出しぶつけ合う事である。

人は他人が思い通りにならない時に
相手に不満を抱くものだが、
双方がその不満を噴出させた時、
それは喧嘩となる。

互いに心のどこかでは無駄だと
知りながら相手を変えようとし、
あるいは押さえつけて言いなりに
しようとする。

その行為がもの分かれに終わるのが喧嘩だ。

けれど、その結果として、互いに互いの
考えている事の、普段より一段階深い部分に
触れたという経験を得ることになる。

相手がどう思っているのか、自分にどんな不満を
抱えているのかを知ることにより、
相手への理解が深まり、より良い関係を築ける
可能性を手に入れることができる。

そうして見つけた「和解・友情・親密の芽」を
育てるか摘んでしまうかはそれぞれ次第という事
になるが、その芽を育てることを選んだ者こそが、
その相手と仲直りし、次にまた喧嘩できるのだ。

また、感情をぶつけても相手が本気で自分から
離れていかないという確証がなければ、
喧嘩を繰り返すことはできない。

逆説的だが、相手への強い信頼が、
喧嘩をするには不可欠だ。

「喧嘩するほど仲がいい」とは、確かに名言である。

本気で相手に憤り、関係を続ける事を
放棄するのならば、もう相手と関わる事を避け、
距離を置くことになるだろう。

感情をぶつけ合うという無駄な労力も使わない。

良い喧嘩相手は、最良のパートナーである。

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